熱力学(2-1)
第Ⅱ章に入ります。
[目次]-------------
第Ⅱ章 熱力学第一法則
3.熱力学第一法則の表現
4.状態が(V,p)図上に表される系に対する第一法則の適用
5.第一法則の気体に対する適用
6.気体の断熱過程
-------------------
熱力学第一法則 = 熱力学的な系に対してエネルギー保存則を述べたもの
)
(熱の単位である)カロリー : 大気圧のもとで1グラムの水の温度を14℃から15℃まで上げるのに要する熱量
大気圧のもとで \(m\) グラムの水の温度を14℃から15℃まで上げるのには、 \(m\) カロリーの熱を必要とする。
\(\Delta u_{c}\) : 大気圧のもとで1グラムの水の温度を14℃から15℃まで上がるときのエネルギー変化
\(L_{c}\) : 膨張の結果なされる仕事
\(m\) グラムの水に対しては、エネルギー変化およびなされた仕事は
)
\(S\) : ある過程を行う系
系と周囲の物体との間で交換する熱を測りたい。→ 系を14℃の水 \(m\) グラムを含む熱量計と接触させる(水の質量は、過程が完了したときに水の温度が15℃になっているいるように選ぶことにする)。
\(\Delta U_{S}\) : 系 \(S\) のエネルギー変化、 \(\Delta U_{c}\) : 熱量計の水のエネルギー変化
エネルギー変化の総量 :

行われた仕事の総量 :

よって、

であり、(17)式から
)
)
(15)式から \(\Delta U_{S}+L_{S}\) は系 \(S\) が受け取った熱量 \(Q_{S}\)。よって
\; \; \; \; \; \; \; (18))
これから、熱量が \(m\) に比例することが分かる。なお、
)
[目次]-------------
第Ⅱ章 熱力学第一法則
3.熱力学第一法則の表現
4.状態が(V,p)図上に表される系に対する第一法則の適用
5.第一法則の気体に対する適用
6.気体の断熱過程
-------------------
熱力学第一法則 = 熱力学的な系に対してエネルギー保存則を述べたもの
(熱の単位である)カロリー : 大気圧のもとで1グラムの水の温度を14℃から15℃まで上げるのに要する熱量
大気圧のもとで \(m\) グラムの水の温度を14℃から15℃まで上げるのには、 \(m\) カロリーの熱を必要とする。
\(\Delta u_{c}\) : 大気圧のもとで1グラムの水の温度を14℃から15℃まで上がるときのエネルギー変化
\(L_{c}\) : 膨張の結果なされる仕事
\(m\) グラムの水に対しては、エネルギー変化およびなされた仕事は
\(S\) : ある過程を行う系
系と周囲の物体との間で交換する熱を測りたい。→ 系を14℃の水 \(m\) グラムを含む熱量計と接触させる(水の質量は、過程が完了したときに水の温度が15℃になっているいるように選ぶことにする)。
\(\Delta U_{S}\) : 系 \(S\) のエネルギー変化、 \(\Delta U_{c}\) : 熱量計の水のエネルギー変化
エネルギー変化の総量 :
行われた仕事の総量 :
よって、
であり、(17)式から
(15)式から \(\Delta U_{S}+L_{S}\) は系 \(S\) が受け取った熱量 \(Q_{S}\)。よって
これから、熱量が \(m\) に比例することが分かる。なお、
この記事へのコメント