「32ページの量子力学入門」を読んだ

1年位前に東京駅近くの丸善で掲題の「32ページの量子力学入門」(2014年12月1日 若干修正版)を他の本と一緒に買っていたのですが、埋もれて積読状態になってました。今回ひょんなことから出てきたので読んでみました。

まず目次です。

[目次]----------------------------------------
1.序
2.粒子と波
  特殊相対性理論
  シュレーディンガー方程式
  不確定性原理
  バネの演算子解法
  粒子干渉と経路積分
3.量子力学の意味
  確率解釈
  変換理論
  ベルの不等式
4.相対論と多数の粒子
  フェルミ粒子とボーズ粒子
  相対論への拡張
  フェルミ粒子系の力学
  ボーズ粒子系の力学 -序-
  ボーズ粒子系の力学 -場とは何か?-
  ボーズ粒子系の力学 -ゲージ原理と力-
5.参考文献
--------------------------------------------

32ページに良くこれだけの内容を詰め込んだなぁ~っていうのが、初めの感想ですね。
普通「量子力学入門」で、経路積分ベルの不等式相対論への拡張などの話題は扱わないでしょう。
つまり、量子力学を全然勉強したことのない人がこの本を読んでもチンプンカンプンじゃないかと感じました。
当然32ページしかないので、数式の量は普通の教科書よりは少ないのですが、バネの演算子解法(調和振動子)ベルの不等式フェルミ粒子系の力学(ディラック方程式)などは数式による説明があり、特にベルの不等式は詳しく書かれていて分かりやすかったですね。

この本の読者として想定されるのは、量子力学を勉強していても何だか考え方が分かり難いと感じている人ではないでしょうかね。
ブルーバックスではもの足りないけど、本格的教科書ではしんどいというレベルの人かも知れません。
そういうユーザーには、竹内薫さんや吉田伸夫さんの作品が合っていると思うのですが、この本もイイセンいっていますね。
ただやはり短いので、満腹感は無いですね。「序」でも書いてあるように「同人誌」レベルであり、定価300円なので、あまり贅沢を言っても仕方が無いのかもしれません。。
反対に言うと定価300円で高度な内容を読めるので得な気がしました。

これは 「2014年12月1日 若干修正版」なのですが、次の誤りがあると思います。

3ページ上から9行目
(誤) → (正)
5ページ下から8行目
(誤) → (正)

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