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zoom RSS 宇宙の年齢が少し増えた?_プランク宇宙望遠鏡が原始の宇宙を覗く

<<   作成日時 : 2013/03/24 00:01   >>

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最新のデータによると、宇宙の年齢は 138.1 億年ということをツィッターで知りました。(どうも原文の方で誤りを序々に訂正しているようで、これを訳した時点とは数値が変わってきています。今の記事では [138.2 億年]になっていますね。。)
Nature の関連記事 "Planck telescope peers into the primordial Universe : 21 March 2013" を訳してみました。かなり意訳しており、誤読もあると思うので直接原文をご覧になっていただけるとありがたいです。

[プランク望遠鏡が原始の宇宙を覗く_宇宙マイクロ波背景放射の分析は、ビッグバンの後突然のインフレーションがあったことを指示する。]===================

プランク宇宙望遠鏡は、宇宙マイクロ波背景放射(ビッグバンの名残)でこれまでで最も詳細な写真を提供した。

欧州宇宙機関(ESA)の調査は6億ユーロ掛かったという結果を明らかにしている科学者達は、それが我々の宇宙の誕生の最初の瞬間に新しい光を投じると発言した。彼らも、宇宙の年齢を138億2000万年と判断している。 ― 以前推定されるよりわずかに古い。

「宇宙科学者にとって、この地図は、情報の金鉱だ」と、George Efstathiou(英国ケンブリッジ大学の宇宙科学の Kavli 研究所の責任者であり、プランクの指導的研究者の1人)は言う。

ビッグバンの後の 10-32 秒ほどで、宇宙がまるで目の玉が飛び出すほどの料金を支払ったように膨張したという説を、プランクの結果は強く支持する。 ― このプロセスは、インフレーションと言われている。

インフレーションは、宇宙がなぜとても大きいか、そして、宇宙の構造において、我々がなぜ(ブラックホールのような大きな質量に起因する小さい湾曲以外の)少しの湾曲も見つけることができないか説明する。原始の宇宙の突然の膨らみは後に初期の星々の種子となる物質の塊への量子ゆらぎも増幅し、結局数億光年にもわたる銀河の異なった方向に広がるさま超銀河団になる。

プランクの宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の調査から、ビッグバンの後およそ38万年と経過したとき、宇宙が数千度に冷え、水素とヘリウムの中性原子が電荷を持つプラズマから生じ始めたことが分かった。インフレーションの影響を伝えるパターンにおいて、それにより光子は宇宙を妨げられずに進行することを許した。それらの光子は、ちょうど温度 2.7K のマイクロ波の薄暗い輝きとして、今日まだ存在する。

CMBが1965年に最初に発見されてから、Cosmic Background Explorer(COBE)とWilkinson Microwave Anisotropy Probe(WMAP)は以前より高精度でCMBの小さい温度変化を図にすることができた。これで宇宙科学者はビッグバンがいつ起こったかを計算して、宇宙で見えない暗黒物質の量を推定し、宇宙の膨張を速めているダーク・エネルギーを測ることができた。

2009年に発射されたプランクは、前任の WMAP より3倍以上高性能である。その高周波マイクロ波探知器は、絶対零度よりちょうど0.1度上まで冷やされていて、それが100万分の1度と同じくらい小さな CMB の温度変化を検出を可能にする。

これらの正確な測定値は宇宙が WMAP によって推定されるよりわずかにゆっくり膨張していることを示す。ハッブル定数として知られているその率は 67.15 キロメートル/秒/メガパーセクである。そして、それは WMAP が計算したものより、宇宙がおよそ 5000万年古いことを示唆する。

それは、ダーク・エネルギーが宇宙のエネルギー密度の 68.3% を作ることも意味する(WMAPが見積もったよりわずかに少ない割合であるが)。暗黒物質の貢献度は22.7%から26.8%まで上がる。通常の物質の影響は 5% 未満であることはそのままである。

プランクは、また WMAP によって以前に指摘された若干の奇妙な点を確かめた。インフレーションの最も単純なモデルでは、 CMB の変動は空間的に一様に分布していなければならないと予測する。しかし、大域に渡る「冷点」のような天の半球間の非対称を WMAP が発見し、プランクが確認した。大変奇妙なことではあるが、宇宙に好ましい方向を定義すると Efstathiou は言う。このことは、インフレーションのいくつかのモデルを不可能にするが、このアイデア自体を台無しにするものではないと、彼は付け加える。しかし、それはプランクのデータを説明するために新しい物理学が必要になるという困難なヒントを惹起する。

現在のところ、チームはおよそ15.5ヵ月のデータを分析したが、「分析できていない同量のデータを持っている」と、Efstathiou は言う。チームは、2014年前半にデータの次の一部分をリリースできると期待している。

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"インフレーション" というのはビッグバンの前に起こったと思っていたのですが、この記事の書き方ではそれが逆であるようにとれます。これは私の勘違いなのかも知れません。。



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プランクの新発見に関するネーチャーの記事
昨日の記事の続報です。 T_NAKAさんからネーチャーにも次の関連記事が載っていることを教えていただきました。 Planck telescope peers into primordial Universe http://www.nature.com/news/planck-telescope-peers-into-primordial-universe-1.12658 ...続きを見る
宇宙とブラックホールについてのQ&A
2013/03/24 12:42

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
待ちきれずに私もごく一部訳してみました。
当然意訳なので、比べると個性の違いが出ているようで面白いです。
リンクを貼らせていただこうと思います。

>"インフレーション" というのはビッグバンの前に起こったと思っていたのですが、この記事の書き方ではそれが逆であるようにとれます。これは私の勘違いなのかも知れません。。

勘違いではないと思います。
もともとビッグバンは現在の宇宙膨張の始まりという意味で使われ、その後インフレーションがそれより前にあったという説が有力になりました。
すると今度は、ビッグバンという用語をインフレーションより前の宇宙の始まりという意味で使う用法も出てきたのだと理解しています。
紛らわしいですが、どちらが正しい間違っているというものでもないように思います。
karaokegurui
2013/03/24 12:38
karaokegurui さん、コメントありがとうございます。
私の訳し方は(単語を調べるのが面倒なので) http://ejje.weblio.jp/ を使って大雑把に全体を見ます。当然メチャクチャな訳なので、それから詳細を考えていくというやり方で、どうも日本語として不適切な文になっているようですね。副題"Analysis of cosmic microwave background backs sudden ‘inflation’ after Big Bang." の"back(s)" の意味も取り違えていたので書き直しました。さて「インフレーション」についてのご教示ありがとうございました。多分、そういうことだと思ってましたが、どうも確信がなかったのです。
T_NAKA
2013/03/24 14:42
IT業界用語?の「ハッカー」「クラッカー」の二の舞に
なりそうな雰囲気ですね...
宇宙(っつうか時間?)の始まり=ビッグバン(グ)、
になるとしたら凡人おやじの分際でなんなんですが、
絶対反対っす!!\(^o^)/

Kimball
2013/03/26 07:56
同じようなことを質問している方がいらっしゃるようで、、
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6021000.html
(深読みすぎるかも知れませんが、)佐藤勝彦先生とアラン・グース先生の違いという雰囲気もあるようにとれます。
また、Wikipedia では
「『ビッグバン』という語は、狭義では宇宙の(ハッブルの法則に従う)膨張が始まった時点を指す。」
ということですが、ハッブルの法則(ハッブル定数を本当に定数として)を素直に微分方程式にして解くと、指数関数的な膨張となって、インフレーション・モデルを説明できます。そうすると、私としてはこの説明もよく分からないものなんです。
T_NAKA
2013/03/26 13:22

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