東洋思想ノート_中国古代思想_形式論理学の完結(1)

これは「東洋の合理思想」という本をテキストとして勉強したノートです。

<1> 『荀子』の正名思想

1.理路整然と名称の結合を説く

 孟子・・性善説、 荀卿・・性悪説 → 後世の儒家からは異端視される

 荀卿の主張は理路整然として合理的 : トーマス・ホッブスの唯名論と似ている

トーマス・ホッブスの唯名論 :
 実在するのは個物だけ、普遍的なのは共通な名称にすぎない
 普遍的にものを考えること=共通な名称を結合するだけ
 → 論理は名称または記号の組み合わせの計算にすぎない
 → 記号論理学

荀子の正名 :
 名称(名)の結合が思考の本質
 名称の結合を正しくすること = 正しく考えること

 論語の正名=道徳的意味が主
 荀子の正名=純粋に論理的意味 → 中国古代の論理思想を大成したもの

2.名の種類四つと制名の目的

 名の種別 : 刑名(刑法の名)、爵名(爵位の名)、文名(文物の名)、散名

  「刑名・爵名 → 政治の範囲、文名 → 儀式と教育の範囲」 ⇒ 実践上の概念
  「散名 → 実物の名、抽象名詞」 ⇒ 認識および論理に関するの概念

 このような(制名)名を制定する目的は、次の三つ
 (イ) 実を指す。
  対象を区別してそれを指示するのが名の第一目的 → 記号の基本的機能
 (ロ)貴賤の別を明らかにする。 
  刑名の政治的、道徳的な機能
 (ハ)同異を弁別する。
  事物の同一と相違を区別 → 概念の論理学では基本的概念

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント