アマテラス・スサノヲ神話(7)

日本人の神話的思考」の特に「第2章 4.アマテラス・スサノヲ神話ー交換の構造」をテキストとして標題について勉強したノートです。

ホピのソヤルと日本のニヒナメの構造は同型である

(ここは構造主義で考えないと受け入れられないと思いますが、、)

ニヒナメ(新嘗)あるいはオホナメ(大嘗)は単なる収穫感謝祭ではない。
旧暦の11月下旬=太陽暦の12月下旬 収穫感謝祭にしては遅すぎる
→ 「冬至に行われた太陽の死と再生の秘儀」と考えられる → 日本のソヤル


新嘗祭の概要:
 前夜には祭司である天皇が鎮魂祭(みたましづめのまつり)を行う。天皇は終始、真床追衾(まどこおふふすま)と呼ばれる寝座と寝具に囲まれて物忌みし、その間に神職である掌典と内掌典(女官)が、楽人、舞人とともに、アマテラスの天の岩戸神話を模した儀礼を展開する
 翌日のニヒナメの祭りは、神殿において神々に新穀による食物と酒の神饌(みけ)を天皇自ら供し、また直会(なおらい)によって自らも神々とともに食す行事であり、悠紀殿における夕べの儀、主基殿における暁の儀と、夜を徹して行われる。

(新嘗祭・大嘗祭は皇室の秘儀であり、令和の大嘗祭がこの通り行われたのかは不明です。特に「真床追衾」については折口信夫の説が誤りとの話があり、あくまでこの本の記述を勉強しています。)

冬至による衰弱した太陽の死と再生
→(極限状態では)→ 日蝕による太陽の死と再生=アマテラスの天の岩戸神話

鎮魂祭におけるミタマシズメ、ミタマフリ
 伏せたウケフネ(船型の穀物桶)に鈴とカヅラの枝をつけた鉾を手にした女官が乗り、アメノウズメの舞を模倣する
 → 死にゆく太陽へのタマシズメ、タマフリ(霊力の喚起)であり、再生への呼びかけ
 その間の天皇が真床追衾に伏せる → 稲穂の死と再生、芽生えの儀礼

真床追衾:
 《天の稲穂》の長子であるアメノオシミミの子、ホノニニギ(賑やか穂)が天から地に降るときまとったもの
 → 稲穂の種モミの殻を象徴

真床追衾をまとい、ついで脱ぐ
 → 「太陽という天の火と、雨という天の水の再生によって、種モミから稲の生命が芽生える」ことを示す

この鎮魂祭で喚起される天皇の守護霊 :
 ムスヒの神々(タカミムスヒ・カミムスヒ・ワクムスヒ) = 生成の霊
 → ホピの「ムイングワ」に相当

この祭祀に使われた10種の瑞宝(『旧事本記』)
 《蛇の比礼》 : オホクニヌシの成人儀礼にちなむ
 《蜂の比礼》 : オホクニヌシの妻となった異母妹スセリの魔法の布
 四つのスバルの玉 : アマテラスの珠 → スバル
 八握の剣、沖つ鏡、辺つ鏡 : 三女神=スサノヲの剣 → カラスキ

スバルとカラスキの二座がこの儀式に関連している

新嘗.jpg

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