「ミシマの警告」を読んでみた。。

適菜 収という作者は好きじゃないし、書いてる内容にも賛同してないんですが、何故かミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒 (講談社+α新書)を買ってしまいました。
どうもニーチェを語る人には、全知全能感があるようで、その「なんでも分かってる」という態度にはカチンときます。
そういう臭いがプンプンするので適菜 収という人は嫌いです。

特にB層をディスるのは得意というか、殆どがそういう主張と言って良いでしょう。
ただ、いままではどちらかと言えばリベラルを批判していたのですが、今回は一応保守を表明している大衆に焦点を当てています。
  
B層保守派というのは具体的には、産経新聞、読売新聞、正論などを良く読み、朝日新聞、日教組、共産党など左翼にはとにかく反対という人達のことのようで、菅野完 氏が日本会議を表したものと同じ条件です。

菅野完 氏は日本会議は、「結局『左翼のすること全部反対』と言ってるだけでイデオロギーなんて持ってない」と言ってました。
そういう意味では「保守はイデオロギーを持たない」という適菜氏の定義には合致しているのですが、彼はそういうB層が支持している安倍晋三首相には明確な改革思想があるため、結局「保守」ではなくなっているというのです。

つまり、安倍晋三や橋下徹は保守ではない、それを応援しているB層保守派は分かってないということらしい。

それに比べて、SEALDsのデモは既成左翼の影響は少なく、イデオロギーを超えた運動で評価できるというとのことです。
ここら辺は、所謂保守派とは異なる意見ですね。

ただ本の題名であるミシマ(三島由紀夫)を分かろうと思ってこの本を読んだら失望するでしょう。
ほんの一部だけの引用で自身の論を裏打ちしているだけなので、これは適菜 収の考えを書いているだけと思ったら間違いないです。

ここで私が嫌いな部分を引用します。

[引用:P99~100]-------------------------------------------------------------
 安倍は一通り語り終えると、誰もが目を疑う挙に出た。
 「それではいただきます」というと同時に、目の前にある御飯茶碗を左手で、箸を右手で同時に持ち上げた。さらに箸を宙でくるりと回し、御飯を口に入れ、最後に口からはみ出た米粒を箸で押し込んだ。
 わずか三秒くらいの間に、四つ以上のマナー違反を犯していた。
 ここまで汚らしく食事をする人間をはじめて見た。田舎のチンピラでももう少しは≪常識≫をわきまえている。六一歳まで生きてきて周囲から注意されることがなかった。そういう人間関係しか築いてこれなかったということでしょう。
 安倍は箸をきちんと持つことができません。その一例こそが、わが国の伝統や文化に対する姿勢を示しているのである。  
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これは2013年に和食がユネスコの無形文化遺産登録された際に内閣広報室が作ったPR動画
This is "Washoku," traditional dietary cultures of the Japanese!


に出演した安倍首相の振る舞いを批判しているのですが、「なにこの上から目線は?」と感じてしまうのです。

こういうことを書けば受けるんでしょうが、それはB層狙いなの?とも感じてしまいます。

安倍晋三や橋下徹を真っ当に批判するならそれは良いと思いますが、B層保守派という馬鹿な大衆は彼らを支持していることと関連付けで論じるのは少し違う、分けて論じるべき話題かなと感じました。

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