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zoom RSS 憲法第9条の英訳文はちょっとニュアンスが違うのか?

<<   作成日時 : 2018/01/21 00:01   >>

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現在 JMOOC の「正確かつ精確に英語を読むにはどうしたらいいか」を受講しています。
英語というか語学は得意ではないのですが、この講義は面白いですね。
その中日本国憲法の英文訳の一部を丁寧に読んでいくというのがありました。詳しいことがお知りになりたければこれは登録するだけで無料なので、ご自分で受講されると良いでしょう。

ここでは色々と議論のある第9条を見てみます。

「日本語原文」-----------------------------------------------
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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「英訳文」---------------------------------------------------
Article 9. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.

In order to accomplish the aim of the preceding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained.
The right of belligerency of the state will not be recognized.
-------------------------------------------------------------

「英文意訳」-----------------------------------------------
第9条 正義と秩序に基づいた国際平和を心から求めるにあたり、日本国民は永遠に、日本が自ら進んで主体的に行う戦争を放棄する。また、日本国民は永遠に、国際紛争を沈静化させるために、武力を用いて脅したり武力を行使することも放棄する。

この前の段落に書かれている目標を達成するために、陸軍ならびに海軍、そして空軍、さらには戦争にかかわるものすべて、これらを日本がもつことを禁ずる。また、日本が他の国と戦うことも禁ずる。
-------------------------------------------------------------

「日本が自ら進んで主体的に行う戦争」というのが原文の「国権の発動たる戦争」ということなんでしょうが、これは果たして同じ意味なのか?ちょっと疑問です。
確かに原文の「国権の発動たる戦争」という表現は分かり難いですが、、、

これは
「マッカーサー・ノート」---------------------------------
War as a sovereign right of the nation is abolished.Japan renounces it as an instrumentality for settling its disputes and even for preserving its own security.
(日本が自発的に行う戦争は、これを禁ずる。日本は、紛争解決の手段として戦争をすることが許されないばかりか、自国の安全のためにする戦争も許されない)
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が元になっているようですが、この後に朝鮮戦争が勃発していろいろとなし崩しになってきて、この条文が憲法改正議論の中心になっているのは周知の事実ですね。
ここでその議論をしたい訳ではなく英文訳がこうなっているというのを示したいだけですので、イデオロギー論争をコメントに書かれた場合は、こちらの判断で削除いたします。

なお、Google翻訳を使うと次のようになります。
「Google翻訳」--------------------------------------------
第9条:
正義と秩序に基づく国際平和を誠実に念願する日本人は、国際紛争を解決する手段として、国家の主権と脅威や軍備を永遠に放棄する。

前項の目的を達成するためには、土地、海、空軍、その他の戦争潜在力は決して維持されない。国家の交戦権は認められない。
----------------------------------------------------------
"land, sea, and air forces" を「土地、海、空軍」と訳してしまうのはご愛嬌というところでしょう。
これ位は使用者が分かるので、かなりいいセンかも知れませんが、「国家の主権と脅威や軍備を永遠に放棄する」はいささか意味不明です。
"and" とか "or" が何と何が結び付けられているのか?を文脈を理解するのがまだまだのようです。

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