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zoom RSS 「地学ノススメ」を読んでみた

<<   作成日時 : 2018/01/14 00:01   >>

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私は高専出身なので、高校理科に相当する教科は選択ではなく、「物理」と「化学」が必修でした。つまり「生物」と「地学」は学校では受講したくても出来なかったのです。これらの教科にはコンプレックスがあります。特に「地学」は好きなほうなので、この本「地学ノススメ」は出版されると直ぐに購入したのですが、忙しさにかまけて積読状態になってました。今回読む時間が出来たので感想などを書いておきます。

これは書評というような大それたものではなく、あくまで感想なので、その積もりでお願いします。

さて、この本は高校地学の全分野を網羅しているわけでないことに注意願います。いわゆる天文・気象関連は触れられていません。副題が『「日本列島のいま」を知るために』ということと、著者の鎌田浩毅先生のご専門が「火山」なので、地球内部の事が中心になっています。

下に示した目次を参照していただくとお分かりと思いますが、第1章「地球は丸かった」〜第7章「大量絶滅のメカニズム」がいわゆる高校地学の内容を深化させたものであり、第8章「日本列島の地学 - 西日本大震災は必ず来る」第9章「巨大噴火のリスク - 脅威は地震だけではない」が日本周辺に特化した内容になっています。

まず第1章「地球は丸かった」〜第7章「大量絶滅のメカニズム」は読み物として面白いものになっています。一応は高校地学の参考書なども読んでますから、初めて聞いたという内容ではないのですが、地殻、プレート、マグマ、マントル、外核、内核など、良く分かった気がします。ここで、プレートテクトニクス、コールドプルーム、ホットプルーム、プルーム・テクトニクスが語られいて高校地学よりは大分深い内容になっています。
でも他人様に説明出来るほど理解していないので、もう一度読み直してみたいと思います。

第8章「日本列島の地学 - 西日本大震災は必ず来る」第9章「巨大噴火のリスク - 脅威は地震だけではない」では、東日本大震災後に日本列島の状態は激変したということ、いわゆる南海トラフ地震は必ず起こるということ、白頭山が100年に1度位の噴火が発生していて、前回は1903年に噴火したことなどが書かれています。つまり白頭山がそろそろ噴火してもおかしくないということだそうです。それから熊本地震についても記述があり、興味深い内容になっています。
この部分を読むだけでも価値があるでしょう。

内容を全部理解している訳ではありませんが、読んで良かったと思いました。

目次---------------------------------

はじめに

第1章 地球は丸かった - 人類がそのことに気づくまで

 「一年の長さ」が決まるまで
 地球はどうやら球形さしい
 「地球の大きさ」に挑んだ男
 子午線の長さを測る
 地球は本当に球形か
 「地球の形」をめぐる国際論争

第2章 地球の歴史を編む - 地層と化石という「古文書」

 地層累重の法則
 地層の対比と「鍵層」
 「古文書」としての化石
 時代を示す「示準化石」
 過去の環境を示す「示相化石」
 世界初の地質図の誕生
 地質学の原点は「露頭観察」

第3章 過去は未来を語るか - 斉一説と激変説

 「ノアの洪水」は起きたのか
 博物学の誕生
 「地球の年齢」をめぐる格闘
 ハットンの「斉一説」
 キュビエの「激変説」
 斉一説と激変説の論争
 放射年代による地球の年齢決定
 現在の仮説:巻き返してきた激変説

第4章 そして革命は起こった - 動いていた大陸

 世界地図からのひらめき
 なぜウェゲナーだけが気づいたのか?
 中央海嶺の発見
 大陸移動説の復活
 「海洋底拡大説」の誕生
 「地磁気の逆転」を発見した日本人
 プレート・テクトニクス説の誕生
 地球科学の「革命」
 ヒマラヤ山脈の誕生
 ヨーロッパ・アルプスの形成
 アルプス山脈の内部構造
 
第5章 マグマのサイエンス - 地球は柔らかい

 火山は地球の熱を効率よく放射している
 火山ができる場所は三通り
 地球最大の火山は中央海嶺
 「沈み込み帯の火山」が密集する日本列島
 マグマとはマントルが水を吸収して溶けたもの
 冷たい水がマグマをつくる
 ダイアピルの上昇と停止
 岩石を溶かす「二つの方法」
 「減圧」によるマグマが最も多い
 噴火の三つのモデル

第6章 もうひとつの革命 - 対流していたマントル

 プレートの下には柔らかいマントルがある
 固体も「流れる」
 新しい視点と新しい用語
 地震の波でプレートが見える
 コールドプルームとホットプルーム
 プルーム・テクトニクスの成立
 核内部の大循環
 対流が生じるメカニズム
 生命を守る地球の磁場
 生命と地球の「共進化」

第7章 大量絶滅のメカニズム - 地球が生物に襲いかかるとき

 二億五〇〇〇万年前の大量絶滅
 シベリアの洪水玄武岩
 コールドプルームがもたらす地磁気の逆転
 ホットプルームが引き起こした「プルームの冬」
 洪水のように溶岩が噴出する!
 超大陸パンゲアの分裂
 マグマが大陸を割って入る
 ペルム紀末の巨大火成岩石区
 地球の歴史区分の考え方
 地球の歴史に「例外」は当たり前

第8章 日本列島の地学 - 西日本大震災は必ず来る

 地震を起こすのは「プレートの動き」
 巨大地震はどうして起きるのか
 いまだに止まらない余震
 内陸で起きる直下型地震
 首都直下地震
 発生前から命名されている「西日本大震災」
 南海トラフは巨大地震は約二〇年後に起きる
 前代未聞の直下型地震 - 熊本地震
 「豊肥火山地域」の特異な地質構造
 大分・熊本構造線は中央構造線の延長
 プル・アパート構造と右横ずれ運動
 南海トラフ巨大地震との関係は? 

第9章 巨大噴火のリスク - 脅威は地震だけではない

 大噴火期に入った桜島
 九万人が犠牲となった巨大噴火
 世界中で夏が消えた
 白頭山の「史上最大の噴火」
 白頭山噴火で起きたこと
 もしまた白頭山が噴火したら
 巨大地震と連動するか?
 地下のマグマ観測
 ピナトゥポ火山の大噴火
 文明を滅ぼした噴火
 日本列島の巨大噴火

あとがき

さくいん

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