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zoom RSS とりあえず先週修了証を貰ったので(16)

<<   作成日時 : 2017/03/12 00:01   >>

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「ga074_文化翻訳入門−日本と世界の文化コミュニケーション−」の修了証をいただきました。
どういう教育かを説明するのは一言では難しいので、興味のある方は次の PV を見て下さい。

日本大学「文化翻訳入門−日本と世界の文化コミュニケーション−」講座PV



修了証はこのとおりです。

画像


確認テストは難しくないのですが、最終レポートが上手く書けませんでした(点数も低かったし、、)。

[課題]------------------------------------------------------------------

「文化翻訳」の身近な実例を最低ひとつ、具体的な作品名とともにあげ、講義の内容を参照しつつ、どうしてその事象が「文化翻訳」と言えるのか、また、その事象がメディア・文化圏を超えるために必要な要件はなにか、序論・本論・結論の体裁を守って論じなさい。(2000字程度)

[私のレポート]----------------------------------------------------------

「JIN-仁-」から「Dr. Jin」への翻案について

昨今の日韓関係が悪化している状況であるが、韓流ブームの頃ほどではないにしても、地上波・BS・CS 全体では毎日韓流ドラマが放映されている。
そんな中で韓流ヒットドラマを日本流にリメイクして放送されたものは同名の「イケメンですね」や、「ミセン-未生-」から翻案した「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」等がある。
逆に日本のヒットドラマが韓流にリメイクされたものでは「花より男子」や講義でも挙げられた「家政婦のミタ」「女王の教室」等があり、相互に翻案されていることがわかる。
さて、今回は標題に掲げた「JIN-仁-」は村上もとか原作の人気漫画で、TBS系でTVドラマ化され第一期が2009年10月11日から12月20日まで、第二期は2011年4月17日から6月26日まで放映されて高視聴率を得た作品である。これを韓国MBCで「Dr. Jin」としてリメイクされヒットした。これが日本でも放映されており、両方を見て感じるところを書いてみたいと思う。

「JIN-仁-」(TVドラマ)の概要は「脳外科医の南方仁はある患者の脳内にあった胎児の形をした腫瘍を摘出したことが原因でなぜか幕末の日本にタイムスリップしてしまい、器具や薬品の不足に悩まされつつも、本来死ぬべき人間を生かすことで未来を変えてしまう可能性も覚悟の上で、現代医学の知識を使ってけが人や病人を治療していく」というものであり、狂言回しとして歴史的有名人である坂本龍馬を登場させ、明治維新という時代の激変を描写している。しかし、ドラマの本質はあくまで医術で如何に人を救えるか?というヒューマニズムを描いたものである。
これを翻案した「Dr. Jin」の設定を見て大きく異なるのが、この坂本龍馬にあたる人物にイ・ハウン(後の興宣大院君、高宗の父)をあてたことである。坂本龍馬といえば開明的な志士であることは日本人なら周知のことであろう。しかし、興宣大院君は、外戚の安東金氏の専横と戦い、有能な人材の登用、官制改革の実施、小作人制度の撤廃などの革新的な政策を打ち出したのだが、キリスト教の弾圧、丙寅洋擾、ジェネラル・シャーマン号事件、など鎖国をあくまで堅持しようとした保守的な政治家であることに大きな違和感を感じたものである。
このイ・ハウンを登場させたことによって、ドラマは李氏朝鮮を描く韓流時代劇の定番である権力争いを多く描くことになった。日本の江戸時代は幕藩体制で、李氏朝鮮とは統治構造が大きく違うため、文化翻訳としては大きく翻案しなければならないことであったのだろう。
また、「JIN-仁-」では存在しない武官キム・ギョンタクを橘咲にあたるホン・ヨンレのいいなづけとして登場させて、主役 Dr. Jin の恋敵として描かれており、一種のラブロマンスエピソードが組み込まれている。
この翻案に対し、原作者の村上もとか氏から「著作物を同氏の意に反し改変したものであり、これを放送することは村上氏の著作物に対する翻訳権および著作者人格権(同一性保持権)を 侵害するものであり、当該テレビドラマの放送、 公衆送信差止を求める」として、 放映禁止の仮処分請求訴訟を起した事実がある。

こういうことを考えると、「JIN-仁-」から「Dr. Jin」への翻案は、韓流時代劇にありがちな朝廷内権力闘争とラブロマンスを過度に加味することによって、「JIN-仁-」というドラマの本質であるヒューマニズムつまり「仁」の感動を薄めてしまった例であったと考える。その国の事情に合わせた翻案はある程度必要ではあるが、本質を崩さない工夫が重要であろう。

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まあ、課題に対して私の論点はズレてますね。点数が低いのも仕方のないところで、やっと修了できました。


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