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zoom RSS 「経済数学の直観的方法(マクロ経済学編)」を読了

<<   作成日時 : 2016/09/20 00:01   >>

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長沼伸一郎さんの経済数学の直観的方法(マクロ経済学編)を先週金曜日に入手し、大体2日位で読了しました。
とても読みやすい文章で、サクッと読んでしまいましたが、とても興味深い内容でした。

実は、この本のターゲットになっている「動学的マクロ均衡理論」については全然知識がなかったので、果たしてどこに行きつくのか?も分かってませんでしたし、長沼さんも書かかれているように、「経済数学なんてせいぜい高校数学レベルより多少上の程度」と思っていました(「ブラック・ショールズ理論」が難しいことは知ってましたが)。
つまり、教科書を読めば分かるだろうと高を括っていましたが、どうもそうではないようであることが、この本を読んで知ることが出来ました。

思想的には
「フェルマーの原理」⇒「解析力学」⇒「最適制御理論」⇒「最新マクロ経済学の動的均衡理論」
という位置づけになるようです。

偶然ですが、私の卒業研究のテーマが「航空機の操縦性のシュミレーション」だったので最適制御理論は少し齧った憶えがありますし、新入社員のころプリンタの動作評価していたときに、最適制御理論の簡単な応用技術を学びました。
どういうことかというと、印字ヘッドを特定の位置に移動する際に、現在位置とその特定の位置との真ん中まではサーボモータをフルで加速して、真ん中以降はフルで逆回転させると最短時間でその特定の位置で停止させることができるという最適制御理論の結果を使ったものです。

そういう訳で、最新マクロ経済学の知識は全くありませんが、数学的ツールについてはある程度馴染みのものだったため、とても面白く読めました。
まあ、経済学徒の方とは立場が違うので、この感じが上手く伝わったか?は良く分かりませんが。。

話を展開していくなかで、「和算が高度なレベルに達していたのに何故廃れたか?」という話題には頷けることが多いです。
物理学・工学への応用、物理学・工学から提起された問題の探究が無く、和算の中で閉じられた世界であり、知的ゲームになっていたからという指摘です。利用価値があるか?無いか?ということではなく、自然を表現するツールとして考える視点が無いと結果的には廃れるということだと思います。

さて、経済学については、ケインズ経済学は何となく聞いたことがあるという程度で、「乗数効果」位は知ってました。このケインズ経済学の方法が上手く行かなって、新古典派が小さな政府などということを言ってるな、、という位の知識しか持っていませんでした。この本で「ルーカス批判」というのを初めて聞いた状態なので、押して知るべしです。
そんな私ですが、マクロ経済学を勉強したくなりました。

また、4〜6章で、微分方程式、固有値、位相・関数解析 について書かれています。「物理数学の直観的方法」と重複するものもありますが、ここだけ読んでも購入したかいがありました。

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