T_NAKAの阿房ブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「見捨てられの恐怖」と「巻き込まれの恐怖」

<<   作成日時 : 2015/08/30 00:01   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

終戦記念日も終わって、こういう話題はどうかな?とも思いますが、安保法案に対してどのように態度を示せばよいのか?考えました。
国論を二分する話題であり、一方的な立場で話すのもよくないかなとも思います。
しかし、自分の感じてところを提示しておく必要もあるでしょう。私は基本的に「反対」であり、対案は現状維持です。
ただ、「現状維持」というのは片務的な日米安保条約の継続であり、この先恒常的に続くものではないでしょう。そこが悩ましいところです。

さて、考える材料として 早稲田大学政治経済学術院 栗崎周平准教授 の記事を引用したいと思います。

紛争はなぜ起こる?ゲーム理論で読み解く日本の安全保障問題

[引用:同盟の強化が抑止力を高める効果は実証できていない]---------
 昨今、大きな注目を集めているのが、「集団的自衛権」の問題です。推進派は、日米同盟の強化が隣国との摩擦の抑止力になり、日本の平和が担保されると主張します。これに対し反対派は、日本が海外での軍事行動に加担することで、他国間の紛争に巻き込まれると反論します。しかし、いずれの主張も実証的な知見に基づく科学的な根拠があるとは言い難いのです。
 国際危機や抑止のデータを分析した数多くの実証研究は、同盟を締結していたとしてもその国の抑止力を必ずしも高めることにはならないことを示しています。むしろ、一両日中に紛争地に展開できる緊急展開部隊の数で優位に立つことの方が抑止力につながるのです。これが、エビデンスに基づいた実証研究の知見です。一方で、集団的自衛権行使が戦争に巻き込まれることにつながるという反対派の主張も、エビデンスがないため、印象論の域を出ません。集団的自衛権の行使という国家の安全保障政策の大転換は、国際政治の歴史の中でもまれですので、日本独自のオリジナルな研究として世界に発信するチャンスでもあります。
------------------------------------------------------------------

栗崎先生の gacco の講座「国際安全保障論」を受講していたので、この話は初めて聞くものではありませんが、本音を言うと、この文章から 推進/反対 のどちらが正しいのか判断できませんね。
少し、術語の解説が必要かと思い、gacco での資料から引用したいと思います。

画像


















また、別の資料からの引用になりますが、

Fear of abandonment(見捨てられの恐怖)
  自国が軍事的な危機に陥っているとき、同盟国から軍事的援助がもらえないこと
Fear of entrapment (巻き込まれの恐怖)
  自国が共有していない、または部分的にしか共有していない同盟国の利益を巡った戦争に巻き込まれること

という言葉も押さえておくと良いかと思います。


どうもこのキーワードが重要なようですね。

推進派は「見捨てられの恐怖」を抱いており、トリップ・ワイヤーとしての米軍基地の存続を願っていて、集団的自衛権で米国に協力しないと、中国の脅威に対抗できないと思っているようです。

画像









当然、普天間→辺野古移転は賛成で、協力しない沖縄県知事を苦々しく思っているようですね。


一方、反対派は「巻き込まれの恐怖」を抱いています。東西冷戦時代と違い、アメリカ追従を進めていくと、イスラム系のテロ集団から国内で無差別テロ攻撃を受けるのではないか?と恐れています。
日本には啓典の民は少数なので、そんなテロ攻撃されるいわれはないと感じている人が多くて、なんで火中の栗を拾うような状況にするんだ!怒っています。

まずは、ここいら辺の分析をきちっとしないと議論は先に進まないいんじゃないか?
しかし、上に示したように、国際関係学の観点からは、どちらが良いという一般解しないようなので、中国の成熟度と覇権、米国の国際社会への影響度を観察しながら、態度を決めるのも一答だと思います。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「見捨てられの恐怖」と「巻き込まれの恐怖」 T_NAKAの阿房ブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる