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zoom RSS バーゲニングモデルのおさらい

<<   作成日時 : 2014/08/10 00:01   >>

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gacco の講座「ga003: 国際安全保障論」を受講を修了したのですが(修了証は8/8にいただきました)、そこで出てきたバーゲニングモデルについておさらいしたいと思います。バーゲニングというのはバーゲンセールなどで使われる "bargain:売買契約,取引; 協定,約束" から派生した "bargaining:商売; 取引き; 駆引き; 契約; 交渉" ということで、敢えて和訳すると「駆引きモデル」「交渉モデル」になるのでしょうかね?

講座で使われた資料を少し変えて示します。

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これは受講生の中では評判が悪かったですね。私は何となく分かるんですが、解説が必要でしょうね。

まず、S1S2 という2国が国境を接していて領土問題で対立しているというケースを想定しています。
領土と利得を正規化して の領域に押し込んでいるのは利得と国境を同一視できるようにするためでしょう。実際は領土の次元は面積であり、利得は金額で表わすのが普通かもしれません。しかし領土というのは例えば地下資源があったり農業に適した土地であったり、風光明媚で観光資源に恵まれていたり、教育レベルの高い質の良い労働者としての国民・領民がいたりと、面積のみでは測れない価値がありますね。そういうことを加味した意味で国土は広いと利得が多い訳です。つまり価値の重みの付いた領土と利得は比例するだろうし、2国の総合を1とする正規化をしたモデルという訳ですね。

ここで、この対立を解決するために戦争というオプションを採るとした場合を考えます。当然開戦前に勝率と戦後の利益を評価することになりますが、それをモデル化したものが次の資料です。

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戦争コストというのは、具体的に考えると武器・火薬・燃料・兵糧・兵站など考えられますが、大きいのは人材(戦死・傷病)と戦争で破壊される財産や産業インフラでしょう。あるいは国内での戦争反対勢力との権力闘争に伴う損失も含まれるかも知れません。とすると、上の様な図が描けることになります。

ここで、戦争という手段ではなく外交交渉で、結局戦争と同じ結果になったと仮定してシミュレートしてみましょう。

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まとめると

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ということで、戦争するだけ損ということになりますね。その例を見て下さい。

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これは決着がついたわけではなくて、現在停戦状態ということなんですが、結果としては開戦前とほぼ同じような勢力分布になっていて、いったいあの戦争の犠牲は何だったのか?という気持ちになります。まあ、日本はその特需で経済が成長したという一面がありあまり大きな顔を出来ないんですが。。

それで、話し合いで解決した領土問題が解決した例があるかというと、武力衝突はあったのですが最終的には合意に至った中ソ国境紛争というのがあるようですね。

日本も武力ではない方法で近隣国との関係を上手く修復して欲しいと思います。

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