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zoom RSS 核抑止に関して以下の3つの設問に合計800字程度で答えよ

<<   作成日時 : 2014/07/20 00:01   >>

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現在、gacco の講座「ga003: 国際安全保障論」を受講しております。その第3週の課題でレポートがありまして、7/2 には提出して翌日評価をいただけました。その内容を備忘録としてUPしておきます(提出期限が 7/13 PM11:59 なので公開しても問題ないと考えました)。

[課題]============================================================
核抑止に関して以下の3つの設問に合計800字程度で答えよ。

設問(A):
核革命とは何か?つまり、核兵器は従来の軍事力の(政治学的)論理をどのように、またなぜ、変えたのか?通常兵器との違いに言及しつつ答えよ。

設問(B):
相互確証破壊は、なぜ、どのようにして米ソ間に「恐怖の均衡」を作り出し、戦略的安定性を確保できたのか説明せよ?

設問(C):
ABMは敵国からの核ミサイル攻撃に対す:る防衛手段である。しかし、米ソは1972年にABM制限条約を制定した。その理由・目的を設問(B)の内容に照らしつつ答えよ。
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[私のレポート]====================================================
設問(A)の解答:
通常抑止ではコミットメント(懲罰を下す・武力行使も辞さない)を履行するという信憑性を確立していくことが成功の必要であった。しかし、核兵器はひとつだけで国家を消滅させるだけの破壊力があり得る大量破壊兵器であり、その使用に対する信憑性を確立していくことが原理原則的に不可能である。つまり核抑止の場合、コミットメントそのものがあり得ない。このように核兵器の出現が、従来の軍事力の論理というものを破綻させ、政治と軍事の関係性を大変化させたことが「核革命」である。

設問(B)の解答:
「相互確証破壊」の戦略の基本的な発想は「相手国からの核攻撃に対して迅速かつ確実にまた自動的に第二撃能力によって報復を行う」ということであり、その結果「自国も含めて双方共に受け入れがたい甚大な全面的な損害を与える」ということである。つまり、自国も相手国もリスクを共有しており、米ソはお互いに相互確証破壊が「確実」ではなく「偶然」発生してしまうというリスクを高めあう瀬戸際外交を展開した。結果として、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することによってより高い利得を得ることができないという「ナッシュ均衡」が成立し、戦略的安定性を確保することができた。

設問(C)の解答:
「受け入れがたい甚大な全面的な損害を受ける」という恐怖があるからこそ核抑止は成り立っていたが、その恐怖に対処する別の方策としてミサイル防衛が出現した。それにより自国あるいは相手国の先制攻撃へのインセンティブを生み出してしまい、「恐怖の均衡」という戦略的安定性が瓦解するという事態が発生することになった。実際に米ソ両国間がこの状態を認識して、1972年にABM制限条約を制定した。その目的は、ABMの配備を制限して、お互いに第一撃に対する脆弱性を高め、お互いをその第一撃攻撃に晒しあうことで、「恐怖の均衡」を確実なものにすることである。
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10点満点で、自己採点9点、相互採点10点 という成績と成りました。

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