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zoom RSS 敵基地攻撃という紛争解決に必要なコミットメントは何?

<<   作成日時 : 2014/07/13 00:01   >>

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現在、gacco の講座「ga003: 国際安全保障論」を受講しております。その第2週の課題でレポートがありまして、6/25 には提出して即日評価をいただけました。その内容を備忘録としてUPしておきます(提出期限が 7/6 PM11:59 なので公開しても問題ないと考えました)。

[課題]============================================================
【背景】敵基地攻撃とは、敵国の攻撃の兆候に対して、実際に攻撃を受ける前に、その攻撃を阻止するという「先制攻撃」であると考えられる。しかし敵基地に対する先制攻撃という安全保障政策は、いわゆる「コミットメント問題」を生み、平和的な交渉解が存在しているにも関わらず、その達成を困難なものとすることがある。
【設問】ここで問題となっている、紛争の解決に必要なコミットメントは、どのようなコミットメントなのであろうか?先制攻撃という安全保障政策が、国際紛争におけるバーゲニングにどのような影響を与えるのか考慮しつつ400字程度で説明せよ。
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[私のレポート]====================================================
 敵基地攻撃とは、敵国の先制攻撃を阻止するための先制攻撃であり、攻撃の兆候を誤認して全面戦争の火蓋を切ってしまうという大きなリスクを孕んでいる。ここで、S1とS2の2国間のバーゲニングモデルを考える。S1の立場で考えると、S1が先制攻撃をしたときと、S2が先制攻撃をしたときの、S1の戦勝確率とS1戦争コストとS2の戦勝コストを比較してS1が有利なときに、S1は先制攻撃を実行する。しかし、S2の立場で考えるとこれと全く逆な条件が成立するとき、S2はS1に対し先制攻撃を実行するため、S1とS2の平和解決範囲が合致しない。これらがオーバラップする場合には外交による平和的解決が望めるが、そうでない場合は「どの国が先制攻撃をするかについて合意し、平和解決範囲を一つに確定した状態で交渉にあたる」ことが必要である。しかしそもそもこのような合意が得られる可能性は低い。あるいは「お互いに先制攻撃を実行しない」というコミットメントが考えられるが、この約束の信ぴょう性は疑わしく、まさにコミットメント問題が存在することになる。
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採点のポイントは、
 @先制攻撃能力を持つことで、戦争の期待利得(つまり、戦勝確率や戦争コスト)が変化する点を言及している。
 Aどの国が先制攻撃を行うのかによって平和的に妥結可能な範囲が異なってくるという点に言及している。
 B先制攻撃能力が向上するに従って、2つの平和妥結可能範囲がより大きく乖離するという点を認識して言及している。
 C2つの平和妥結可能な範囲が重なり合っていない場合、いずれの国が先制攻撃するのか、またいずれの国が先制攻撃を受けるべきなのかという点について合意(コミットメント)が平和解決達成のために必要であるが、そのようなコミットメントには信憑性がない。

自己採点:3点、相互採点4点 という成績と成りました。
ここで「バーゲニングモデル」というのが出てきますが、これについては別記事で書いてみたいと思っています。

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